2019年4月9日
本プロジェクトは、「素材」と「体験」をキーワードとした作品と場が生み出す「感動」の共同研究として2017年よりスタートし、その実証研究として、『素材の乗算』をテーマに、ミラノデザインウィーク2018に初出展を果たしました。
ミラノデザインウィーク2019の出展では、体験的なコミュニケーションへとより深化させたテーマ『Sensory 知覚的』としました。手わざの技術とコンテンポラリーな視点を持つクリエイター6名のオブジェクトと、無形を場に定位させる空間デザイナーが、素材のポテンシャルを引き出した知覚的なアートシーンを創造します。金属、ガラス、木材、陶などの普遍的な素材からなる作品の、視覚・触覚・聴覚の体験的コミュニケーションを通じて、鑑賞者の複合的な知覚と認知へアプローチします。
「RESONANCE MATERIALS Project」は、今を生きる私たちにとって希薄となっている、重さ、大きさ、肌触り、色、光、音感などの感覚を身体的に実感することを、素材を通して改めて見直します。アートの持つ多様性、詩性、機智によって感受性を開く場を生み出し、その場に生まれる感動について分析・考察することで、未来に向けて人が人らしく生きるための感性や感動の価値を探求します。
【開催概要】 タイトル:RESONANCE MATERIALS Project ~Sensory~ 開催期間:4月9日(火)~14(土)、9:00~19:30(予定) 実施会場:Spazio Rossana Orlandi(住所:Via Matteo Bandello, 14/16, 20123 Milan) 共同主催者:藝大ファクトリーラボ、感動創造研究所 協力:東京藝術大学、株式会社ムラヤマ、株式会社ムラック アート制作:高本 夏実、狐塚 崇子、鈴木 智亜貴、多田 えり佳、田中 航、藤田 クレア、赤澤真美
ウェブサイト:https://www.rmproject.jp